【引き菜炒り/福島県】常備菜からお正月の餅の味つけまでどんと来い!これが阿武隈の食卓の名バイプレーヤーです!

全国の料理遺産

大根やにんじん、油揚げを千切りにした『引き菜』を炒めて、醤油で味付けたのがこの引き菜炒り。昔は醤油ではなく、家庭での味噌作りの過程で表面に溜まる上澄み液『たまり』を、味付けに使っていました。

噛みしめればシャキシャキの口当たりから、じゅわりと野菜の甘みや油揚げのコクが広がって、常備菜として食卓に欠かせないおいしさを持つこの料理。お正月にはこれにお餅をからめて作る引き菜餅が、この料理のふるさと・福島県・阿武隈地域のお正月に欠かせません。

材料(4人分)

引き菜炒り-02

大根:160グラム(中サイズ 1/6本程度)
にんじん:30グラム(中サイズ 1/4本程度)
油揚げ:1枚
砂糖:小さじ1/3
醤油:中さじ1
みりん:小さじ1/3
酒:小さじ1/3
炒め油:小さじ1

つくりかた

1.大根とにんじんの皮をむき、長さ4センチほどの少し太めの千切りにする。油揚げも同じぐらいの大きさにカットする。
2.鍋に油を加えて大根とニンジンを炒め、大根から水分が出てきたら油揚げを加えて炒める。
3.酒、醤油、みりん、砂糖を加えて味を整えながら3分程度炒り煮する。

調理のポイント

・大根やにんじんの食感を残すため、千切りはある程度太めに。煮汁の絡む面積も増えて、しっかりと味がつきます。
・大根に油っぽさが残ってしまうので、油を十分に温めてから炒めてください。

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