名前を聞けば「すわっ!何事か!?」な感じがする料理ですが、これは、福島の夏の暑さを乗り切る農家ごはんの一つ。青南蛮のお腹を切って種を取り出し味噌を入れ、しそ巻にして揚げればできあがり。
「中に入れる味噌はにんにく味噌など、オリジナルの味噌を入れてもおいしいですよ」と語るのは、福島の郷土料理を後世に伝承すべく、農家のかーちゃんたちによって結成されたふくしま女性農業生活文化研究所の、渡邊とみ子さんと細杉今朝代さん。
油を吸った南蛮のじゅんわりした食感と爽やかな紫蘇の香りが食欲をそそり、味噌の香りとコクとセットでやってくるピリ辛刺激。美味しすぎるので、自分のお腹がはちきれないようにしないと…!な一品です。
材料(1人分)
青南蛮:4本
生味噌:4グラム(青南蛮1本あたり)
紫蘇の葉:4枚
サラダ油:適量
爪楊枝:4本
つくりかた
1.洗ってを水気を切った青南蛮の腹に包丁で切り目を入れて、中の種を取り除く。
取り除くときには、手ではなく割り箸を使うと青南蛮が裂けたりしません。
2.青南蛮に生味噌を入れて紫蘇の葉で巻き、爪楊枝を刺して止める。
3.フライパンにサラダ油を約1センチの深さまで入れて、180度程度の温度になったら中火で両面を揚げる。